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2007年03月30日
とっておきのMGの話
■ソフトバンクの孫さんが
以前からMG(マネジメントゲーム)をやっていたことは
有名な話ですが、
「むかし、孫さんと一緒に同じ卓でMGをやった」
という方に出会いました。
大分県で土木建築や砕石業の会社を経営している
西日本土木株式会社の副会長、隈田照男(くまだてるお)さんです。
■隈田さんとはじめてお会いしたのは昨年の9月、
私が名古屋でセミナーを開催したときでした。
隈田さんは、わざわざ
大分県から名古屋まで来てくれたのです。
その頃は私もまだセミナーを始めたばかりで、
緊張していたところを
一番前の席で盛り上げていただいたのを
覚えています。
ではということで、昨年の10月、
ちょうど博多でのMGに参加する機会があったので
隈田さんの会社に寄ることにしました。
■大分県の豊後(ぶんご)高田市にある本社は
とても大きくて立派な建物です。
トイレに行ったものの
案内された部屋に戻ることができず、
受付の方に「私はどこから来たのでしょうか?」
と尋ねるほど。(^^;
そのときに隈田さんから聞いた
「ソフトバンクの孫さん」の話です。
■孫さんがアメリカから帰ってきて
ソフトバンクを設立する前の年、
博多で西順一郎先生のMGに参加しているんですね。
そして孫さんと隈田さんが同じA卓で戦っていたときです。
何期目かで、隈田さんがB卓へ落ちたとき、
☆「隈田さん、逃げたな!」
と言われたというんですね。
■「逃げたな!」
勝ち逃げという言葉がありますが、
MGの場合は、売上高PQの多い順に
A卓、B卓、C卓とメンバーが決められていきます。
一期が終わるごとに卓のメンバーが入れ替わるのですが
たくさん売らないとA卓には残れません。
したがって売り方がうまく、経営センスの良い人が
A卓に行くことになります。
■隈田さんが後で孫さんに聞いたところ
孫さんは次のように言いました。
☆A卓から隈田さんがいなくなるとMGがつまらなくなる。
つまり、ムードメーカーである隈田さんがいなくなったあとのA卓は、
市場(マーケット)が冷え込んでしまい、
ゲーム自体がつまらなくなるということだったのです。
孫さんにとって、
隈田さんがいないA卓は、
魅力がなかったのかも知れませんね。(^^)
■建設土木業でもあり、製造業でもある隈田さんの会社は
当然、原価計算を行なっています。
そして原価計算の話題になったときです。
だいぶ前の話ですが、
創業者で現在会長である父親の隈田弘樹さんから
次のように言われたというのです。
☆照男、お前の原価は毎回変わるんだな。
このとき隈田さんは「はっ」となったそうです。
■私はこの話を聞いたとき「なるほど」と思いました。
まさにこれが儲けるための原価計算です。
たくさん作れば原価が下がる、
FC(全部原価)の弱点をつくスゴイ発言です。
会長である親父さんは、
創業当時からDC(ダイレクトコスティング)を
肌で感じて実行していたのですね。
会社の規模が大きくなればなるほど
FCによる原価計算をやり出す会社が多い中、
隈田さんの会社では、MGを通して
会長の教えを経営に活かしているのです。
■博多で孫さんとMGをやった当時は
シャープからポケコン(ポケットコンピュータ)
が発売されていて、
隈田さんは孫さんから購入してこれを使っていました。
ところがある日、突然動かなくなり、
壊れたのかと思って孫さんに見せたところ、
何も言わずに黙って新品と交換してくれたというのです。
後で分かったそうですが、
結局は、隈田さんの使い方が悪かったとか。
☆孫さんは当時からそんなスゴイ人だったんですよ。
しみじみと語ってくれました。
■昨年の10月、隈田さんとお会いしてこの話を聞いてから
いつかメルマガで紹介したいと思い続けてきました。
今回、隈田さんにお願いして掲載の許可をいただきました。
隈田さん、ご協力ありがとうございました。
西日本土木株式会社 http://www.nnh.co.jp/nnd/
1943年(昭和18年) 隈田弘樹個人経営で土木請負操業
1948年(昭和23年) 西日本土木株式会社設立
■ちょっと宣伝
西日本土木株式会社では「マトリックス会計MX-PRO」を導入し
毎月の実績をマトリックス会計表とMQ会計表で管理しています。
DCとFCの両方で利益計算ができるので
収益構造の本質をつかむことができます。
マトリックス会計の入門編 MX-PROライト版はこちらです。
http://www.its-mx.co.jp/mxpro/mxpro_light.html
興味のある方はメールください。
ITS 宇野 寛 uno@its-mx.co.jp
投稿者 ITS : 2007年03月30日 17:39