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2007年03月30日

MGと人材教育

■昭和57年に西順一郎先生が書かれた
 「知的戦略の方向(MG会計学による利益拡大策)」(ソーテック社)
 からの引用です。


  ★☆ 企業とは何か MGの誕生 ☆★
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●今のビジネスマンにもっとも欠けているものを一つ挙げよ
 といわれるならば、それは、「企業とは何か?」という
 企業マンの基礎的理解ではないか。この点は、社長ならばわかっている。

●なぜなら、彼はこの企業内でたった一人の「トータルマン」(全体人)
 だからである。トータルマンでなければ、企業について本当に的確な
 判断はできない。パーシャルな人は、パーシャル(部分的)な情報しか
 持っていないので、全体的に見て正しい意思決定をしろとは、
 いうほうが無理である。

●私が昭和42年から二年間、ソニーでトップの秘書をやらせてもらって
 最も痛感したことは、企業の中には「トータルマン」といえる人間が
 本当に少ない、ということであった。

 ほとんどはパーシャルマンであって、その人たちによって
 会社の運営が日常進められている。

 (以上、引用終り)

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■先週からMG(マネジメントゲーム)の話をしています。

 企業経営者にとって人材教育は頭の痛い問題です。
 そして社員の「自主性」を高めることは、
 人材教育においてはとても重要なことです。

   ☆ではMGを通してこれらが実現できるとしたら、、、
   ☆社員の意識が高まるとしたら、、、
   ☆経営者の言っていることがなんとなく伝わるようになるとしたら、、、

   ☆そして全員経営ができるとしたら、、、

 全国でもいろんな組織や団体がMGをやっていますが、

 これからお話しするMG(マネジメントゲーム)は
 MGを開発した本人、「西順一郎のMG」です。


■5人~6人がひとつのグループになって、
 2日間で5年分の経営を行ないます。

 一人ひとりが会社の社長です。
 そして資本金300万円で会社を作ります。

 パチンコと同じです。
 300万円を元手に2日間の経営を行ない、
 一番増やした人が最優秀経営者で表彰されます。


■まずは全員に300万円が渡され、ゲームのスタートです。

 といっても第1期は全員同じことをやります。
 ベテランも初心者も一緒になって同じ勉強をするのです。

 ここがMGの良さのひとつです。


■資金が足りないので、
 敷地と工場建物は親から借ります。

 まずは機械を買わなければなりません。設備投資です。 
 機械がないと製品を作れません。

 次に、人を採用します。工場に1人、営業所に1人の合計2人です。
 ワーカーがいないと機械を動かせないので製品も作れません。
 作った製品を売るためにはセールスマンが必要です。


■MGではすべてが現金取引です。
 この時点での現金は190万円に減っています。
 機械1台が100万円ですから、、、

 これでやっと製品が作れるようになりました。

 では製品を作るための原材料を買います。

 同じ材料でも、単価が違います。
 値段が違えば、もちろん安い材料から買います。

 そして製品を作って、これを売って、
 また材料を仕入れて、作って、これを売って、、、


■期中では思いもかけないいろんな経費がかかります。
 そして、期末には社員に給料を払わなければなりません。

 その後は「楽しい?」決算が待っています。
 自分で利益を計算して税金を払い、決算書を作ります。

 ゲームが始まって、決算が終了するまで約2時間、

 これが1期分の模擬経営です。2日間で5年分の経営を行ないます。
 はじめての人は、この意思決定の連続で「ぐったり」です。

   ☆これまでの人生の中でこんなに頭を使ったことはありません。
 
 こんな感想も出るほど。


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■経営って何ですか?

 社長が社員に「経営と何か」を伝える場合、
 どのように説明したら良いでしょうか。

 中小企業の場合、「社長の思い」がそのまま「会社」になります。
 社長の思い以上の会社にはなりません。


■例えば、社長がこの先の会社の方針を述べ、
 夢を語って一緒にがんばって欲しいと思うとき、

   ☆・・・だからみんなで力を合わせ、
    この先の困難も乗り越えよう。!!!
 
 果たして社員は「社長の精神論」をどの程度理解しているでしょうか。

   ☆また社長の訓示が始まった。(^^;;;


■社長の夢、つまり、

 「社長がこの先やろうとしていることを社員に伝える」

 ということは、会社の経営をある程度社員にも
 理解してもらう必要があります。

 しかし「会社経営の話」など社員には分かりません。


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■MGは「なぜ教育なのか」を簡単に説明しましょう。

 たった2日間のMG研修の中には、
 実にいろんな要素が巧みに組み込まれています。

【 効果がなければMGではない 】
  2日間もかけて参加するのですから、
  効果がなければなりません。

  初心者は初級コース、ベテランは上級コースといった研修が多い中、
  MGは初心者とベテランが一緒のグループで戦います。
  これにより、とても高い効果が生まれます。

【 教えあう、教えない 】
  MGでは「勝ち方」は決して教えません。
  それは自分でいろいろ試してみて工夫することが重要だからです。
  ただしルールや決算書の書き方などは丁寧に教えます。

【 紙は自分で 】
  私がMGの中で一番好きなことばです。
  要するに「自分のことは自分でやれ!」ということです。
  この訓練が自主性を生み出します。
  自分で考える癖を付けさせます。
  自分からやることは楽しいことだ! という意識を持たせるのです。


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■社員がMGに参加すると、社長が自分の会社の経営を、
 MGの場面に置き換えて説明することができるようになります。

 社員もMGの場面を思い浮かべ

   ☆お金がないと材料は買えない
   ☆お金がないと給料は払えない
   ☆材料を買いすぎるお金が足りなくなる

 「お金(利益)がなければ会社は成り立たない」
 ということを実感するようになります。

 売らなければ利益は出ない。
 安く売ってばかりいると赤字になる。
 でもお金がないときは安く売るしかない。

   ☆そうか! 社長がいつも言っている
    「利益を増やす」とはこういうことだったのか!

   ☆そうか! 売上ばかり気にしていると
    利益は出ないのか!

 全員経営も夢ではありません。(^^)


■実はここだけの話し。

   ☆うちの娘の婿えらびは
    候補者にMGをさせてから決める

 といった経営者までいるほど。

 ただし、最初はできなくても
 訓練次第で効果が出てくるのがMGですので、、、(^^)

 どうです。MGを一度経験した人は
 またやりたくなったでしょ。

 まずは経営者であるあなたが参加してみてはいかがですか。


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■MGは車の運転と同じです。
 教科書を読んだだけで車を運転することはできません。

 自分で運転するためには訓練が必要です。
 これをMGでは「行入(ぎょうにゅう)」といいます。
 仏教用語だそうです。

 これに対して理屈から入るのを「理入(りにゅう)」といいます。

 税理士試験などの国家試験はさしずめ「理入」かも。(^^:
 中学や高校で習う受験英語も「理入」でしょうか。


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■毎年2月には、神奈川県の三浦海岸でMGフェスティバルが開かれます。
 MGの誕生日、お祭りです。全国からスゴイ人たちが集まって来ます。

 経営者の方はもちろん、大学の先生、戦略会計のコンサルタント、
 自費で参加する戦略マンもいます。

 このメルマガではおなじみの佐賀の中小企業診断士、鶴田公寛さんの
 自己紹介のときのことです。

   ☆MGとかけて「恋愛」と解く
    その心は、、、

   ☆きすを重ねてせいこうを目指す    

 参加者一同、大爆笑!


■西順一郎先生のMGに何度か参加された方は分かりますが、

 MGは「期数」が重要なのですね。
 参加回数を重ねることによっていろんな気付き、発見があります。
 もちろん経営に即役立つこともたくさん。

 MGでは「交流」もとても大事な気付きの場です。
 念のため「拘留」ではありませんよ。(^^;;

   ☆期数を重ねて成功を目指す

 鶴田さんはこう言いたかったのです。(^^;;
 日本語は難しい!

投稿者 ITS : 2007年03月30日 17:58