【マトリックス通信】 社長には三種類ある

 

 【社長には三種類ある】
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■□  戦略MQ会計・DC・マトリックス会計
■□   社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
■■   Vol.259 2010/12/09
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■今週は「社長には三種類ある」という話です。

  海の見える風景を想像してみてください。

  空ではかもめが飛んでいます。
  海の中では魚が泳いでいます。
  海底には深海魚がいるかもしれません。

  では社長であるあなたは、

  ○ 海の上を飛んでいるかもめですか
  ○ 海面で溺れて助けを求めている人間ですか
  ○ 海底に沈んでいる漁船ですか



■海の上を飛んでいるかもめは、
  自分で何でも解決します。
  つねに問題意識をもっているので、
  一生懸命勉強もします。

  人の言うことに耳を傾け、
  いいと思うことは素直に取り入れます。

  税理士やコンサルタントなどからの
  「的外れでトンチンカンな経営アドバイス」などは必要としないし、
  跳ね返す力をもっています。


■海面で溺れている人は、
  「とにかく現状を何とか打破したい」という想いをもっていますが、
  何をしたらいいか、はっきりとした方針なり目標がありません。

  一生懸命に勉強をしますが、的を絞れないでいます。
  これまで、いいと思うようなことは
  何でもしてきたかもしれませんし、
  もしかしたら、「的外れでトンチンカンな経営アドバイス」も
  素直に聞いてしまうかもしれません。


■では、海底に沈んでいる漁船はどうでしょうか。

  周りから何と言われようが、なかなか行動に出ない人です。
  会社が赤字なのは景気が悪いから。
  問題意識などもなく、危機感もない鈍感な人かもしれません。

  税理士事務所の側から見れば、
  「税務申告さえしてもらえばそれでいい」
  というような社長です。

  決算書の読み方も知らないから
  最初は何とかしてあげようと試みますが、
  結局はムダに終わってしまいます。


■なぜ海底に沈んでいる漁船か、といえば、
  海面に引き上げるまでに相当の労力を必要とするからです。

  自分では何もできないし、しようともしません。
  それだけ意識が低いのです。

  セミナーや講習会などに参加しても、
  「ああよかった」で終わってしまい、
  けっして行動に出ることはないタイプです。
  ですから海底に沈んだままでいるのです。

  もしかしたら、
  海底に沈んでいることすら、知らないのかもしれません。 
  海面に浮上するには、自分の力で何とかしよう、
  と思う以外に方法はないのです。


■では、この差はどこからくるのでしょうか。

  それは、

  社長が、

  ○「明確」な理念や方針をもっているか
  ○「明確」な経営計画書を作成しているか
  ○この先、やりたいことが社員たちに「明確」に伝わっているか


  そしてもっとも重要なのが、

  ○経営計画や経営方針を【明文化】しているか

  つまり

  ○わかりやすい文章にして全社員に渡し、読み聞かせているか

  です。


■毎日朝礼で社長が経営に関する話をするとします。
  多くの社員は「また始まった!」と思うかもしれません。

  「お前たちは何度言ったらわかるのか」

  わかっていないのはじつは「社長自身」だったのです。
  経営計画がない中小企業、
  あるいはせっかく苦心して作成したとしても
  それが十分に活用されていない企業は数多くあります。

  それは「経営計画書とはなにか」を、
  社長自身が十分理解していないからです。


■社員の多くは、日ごろから経営のことなど考えていません。
  自分の仕事や生活のことは考えても、
  会社がこの先どうなるかなど、真剣に考えないのです。

  ところが、社長は違います。
  つねにどうしようか、考え続けています。
  言葉にするときは全体の一部分を切り取って話をします。

  社長の頭のなかでは連続しているのですが
  話すときは「断面(断片)」になってしまいます。
  社長自身ではなんら矛盾はないのですが、
  社員からすると、毎回違うように聞こえるので、
  頭のなかが混乱するのです。

  これを防ぐのが「経営計画書」です。
  社長が経営方針を【明文化】し、
  全社員に渡して読み聞かせる必要があるのです。
  そしてそれは社長の重要な仕事なのです。

  ○ 海の上を飛んでいるかもめ
  ○ 海面で溺れて助けを求めている人間
  ○ 海底に沈んでいる漁船


  さてあなたはどのタイプでしょうか。

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●もし、あなたが社長だったら、
  もし、あなたが経理部長や税理士、コンサルタントだったら、

  計画(予定)に対して実績が大きく下回った場合、
  どう対処するでしょうか。

  あるいはどのように説明し、アドバイスを行うでしょうか。

   1.下半期で挽回するのが困難なほど差額が大きい。
    そのために下半期の目標を「下方修正」する。

   2.目標より実績が大きく下回っているのは目標が高すぎるから。
    今後は達成できるように目標を低く設定する。

   3.わからない(アドバイスできない)

   4.その他



●多くの企業では
  経営計画と予算管理を混同しています。

  じつは小規模な会社ほど、
  経営計画書が必要だったのです。

  次週は、『経営計画と予算管理』です。
  お楽しみに。 ⇒ 続編はこちらです。 
 

 

 

 


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