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2010年08月10日

社長が知りたいのは未来の資金繰り

 【社長が知りたいのは未来の資金繰り】
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■□  戦略MQ会計・DC・マトリックス会計
■□   社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
■■   Vol.248 2010/08/10
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■今週は、

 社長はもちろん、とくに会計人の方たちに

  「社長が未来に向けて
   本当に知りたい資金繰り情報を作るために、
   勘定科目の使い方を見直しませんか」

 という話です。

 決算書や月次試算表は、結果を金額で表したものですが、
 社長がこれらの帳表を見ているときには、
 もうすでに何日間かが経過しています。

 最近、「資金繰りの科学・本当に経営に使える資金繰り」
 についての研究を続けていますが、
 この先の資金繰りを科学的に考えていく上で、
 会計処理における「勘定科目の使い方」が
 とても重要だと思っています。

■社長が本当に欲しい資金繰り情報とは、

  ◎「将来入って来るおカネ」
  ◎「将来出て行くおカネ」

 そして

  ◎「将来手元にいくら残るのか」

 の情報を【科学的に作成する仕組み】です。
 けっして資金繰り表の結果分析ではありません。

 しかし「間接法」で作成された
 「キャッシュフロー計算書」が登場したことで、
 かえってわかりにくくなってしまいました。

■経営者は、
 昔から「キャッシュフロー経営」を実践してきました。

  ◎期日に手形はきちんと決済できるのか
  ◎給料日には資金を確保できるのか
  ◎業者への来月の支払いは大丈夫なのか

 そして

  ◎当てにしている売掛金がきちんと振り込まれるのか

 これらの過去の事実を、会計人たちは
 「間接法によるキャッシュフロー計算書」を使って
 説明しようとします。

 たまに経営者の方から

  「減価償却費が多いほど資金繰りに余裕があるのですよね」

 と聞かれます。
 どうしてですか、と尋ねると

  「だって税理士はそのように解説してくれるから」

 という答えが返ってきます。

■ここで問題なのは、
 間接法のキャッシュフロー計算書を使って、
 会計人たちが行う【結果分析と説明】です。

  「税引前当期純利益に減価償却費を加える」

 この部分の解説を聞いて、
 「減価償却費が資金の源泉」であるかのように錯覚してしまうのです。
 ですから、

  「減価償却費が多いほうが資金繰りが楽な会社」

 このように思っている経営者の方も多いのです。


  ★重要なのは「営業キャッシュフロー」です。
   なかでもとくに重要なのが次の3つです。

   「売掛金の増減」項目の金額が増えているでしょ
   「在庫の増減」項目の金額が増えているでしょ
   「買掛金の増減」項目の金額が減っているでしょ

  ★だから資金繰りが大変なのです。
   この先、資金繰りを改善していくためには、、、


 会計人の中にはこのように説明する人たちもいます。
 彼らにはけっして「悪気」はありません。
 なぜなら、教科書にもこのように書いてあるからです。

■では、何が問題なのでしょうか

 『間接法のキャッシュフロー計算書を使って
     過去を分析する行為そのもの』

 です。このような分析をすることで

 経営者に本来備わっている「資金繰りの感覚」が
 狂わされるのです。

  ◎減価償却は多い方が資金繰りが楽
  ◎売掛金や在庫を減らすことが、資金繰りを楽にする

 けっしてそんなことはありません。

 税理士たちは「在庫を減らせ」と簡単に言います。
 しかし、はじめから売れない在庫を買う社長は世の中にはいません。
 何らかの原因があって、結果的に在庫が増えてしまうのです。

 読者のみなさん、在庫がなぜ増えたのか、
 決算書を見ただけでわかると思いますか。

 現場を見ないで数字だけ見ても
 過剰在庫の問題を解決することはできません。
 税理士が指摘するまでもなく、
 社長たちはそんなことは百も承知なのです。

 結果報告が本来の目的である会計に、
 未来を望んではいけないのかもしれません。

■資金繰りは、「入ってくるカネ」と
 「出て行くカネ」をコントロールすることです。

 しかし残念ながら、未来へ向けた資金繰りは、
 会計情報からだけではわかりません。
 会計の分類の仕方とは無関係に「資金の出入り」を大きく分けると

  1.販売代金の回収
  2.購入代金の支払い
  3.給料などの人件費の支払い
  4.その他

 そして問題になるのが経理処理における勘定科目の使い方です。

■もしあなたが経営者や役員だったら、
 将来の資金繰りはとても気になるはずです。
 では、経理部長、あるいは会計事務所に聞いてみてください。

   ◎買掛金、未払金、未払費用、
    これらの科目をどのような基準で使い分けしているのか

   ◎もし月末が休日で、本来引き落とされるべき金額が
    翌月に回ってしまった場合は、どうしているのか
    たとえば社会保険料や借入金の返済、リース料や
    業者への支払い、そして支払手形の決済


 会計処理のマニュアルどおりにすればするほど
 会計情報は経営に活用できなくなるという良い例なので、
 今回あえて取り上げました。

 買掛金と未払金は資金繰りに影響する勘定科目です。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 しかし未払費用は資金繰りには関係ない勘定科目です。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

   ◎期中では、将来の資金繰りがわかりやすい科目を使い、
    決算の時だけ報告書としての勘定科目の体裁を整える


 ことをオススメします。
 税務署のため、銀行のための会計処理はもうやめませんか。

 そして会計人の方たち、
 そろそろ「社長が本当に喜ぶ会計情報」を提供しようではありませんか。

■掛けで買ったものは、
 仕入であろうと消耗品であろうとガソリン代であろうと
 すべて【買掛金】。

 費用を科目別に分けるのは当然ですが、
 買ってしまったあとは、支払いは一緒です。

 税理士が関与しているにも関わらず、
 未払金と買掛金、それに未払費用の明確な区別が
 できていない企業があまりにも多すぎます。

 企業は「将来の資金繰り」そして「利益」を考えるために、
 過去の経理情報を、この先、正しく蓄積していかなければ
 ならないのです。


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■税理士と話し合って、
 どうしても「らち」があかない場合には
 私にメールをください。

 この先、会計情報を経営に活用するために
 【根本からの改革のご提案】をいたします。

 『マトリックス会計MxPro』は、
 未来を考えるための会計システムです。

 どうしても勘定科目を変えられない場合でも、
 マトリックス会計側で独自に勘定科目を設定することで
 未来の資金繰りを実現します。

 マトリックス会計のデモ及び説明をご希望の場合は
 私宛に直接メールしてください。

   ◎宇野 寛  uno@its-mx.co.jp

 経理担当者のお問合せにはお答えいたしますが、
 デモに伺う際には社長の同席をお願いいたします。

 なぜならマトリックス会計は
 社長のためのヘッドライトシステムですから。


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投稿者 ITS : 2010年08月10日 00:00