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2010年06月11日
資金繰りを科学する2
【資金繰りを科学する2】
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■□ 戦略会計・DC・マトリックス会計
■□ 社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
■■ Vol.240 2010/06/11
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■戦略MQ会計では
利益Gは
粗利総額MQと固定費Fのバランスで決まります。
そして、
「売上高PQと利益Gの間には相関関係はない」
ということがわかりました。
さらにそれは、
科学的(数学的)に証明することができます。
今週は、先週に引き続いて
「資金繰りを科学する2」です。
■資金繰りを【科学】する?
つまり「数学的に資金繰りを考えてみよう!」
という試みです。
戦略MQ会計では「企業方程式」
PQ=VQ+F+G
を使って、
「利益感度分析」を行うことができます。
戦略MQ会計は「要素法」です。
では「資金繰り」でも同じように
「要素法」を使って資金の感度分析ができるのか、
じつは試してみました。
■資金繰りにおいても同様な方程式は確かに成り立ちます。
cPQ=cVQ+cF+cG
MQ会計では製品別、得意先別あるいはプロジェクト別など、
単位ごとの「M×Q」が重要であるのに対し、
一般的な企業における資金繰りを考えた場合、
【得意先別】に限定されてしまいます。
ここがMQ会計と資金繰りと、大きく異なる点です。
売上PQや粗利総額MQは、
製品あるいは商品別に管理できますが、
売ったあとのキャッシュによる【回収総額(入金額)】は
製品別に分けても無意味だからです。
■では、売ったあとの「資金回収額」は、
何によって決まるのでしょうか。
それは、
【取引条件】です。
私はセミナーで、次のような話をします。
◎利益は決して会計の段階で決まるものではありません。
ほとんどの場合は「見積り段階」で決まってしまいます。
ですから、試算表や決算書を見て、
「経費が多い」とか「売上が少ない」とか言ってみても
始まらないのです。
そうです。利益が出ない原因は
「会計よりずっと前」にあったのです。
■では、資金繰りの場合はどうでしょうか。
多くの会計人や銀行マンは
「資金繰りが良い会社かどうか」を判断する場合、
「決算書」を使います。
◎自己資本比率は高いか
◎当座比率や流動比率はどうか
◎売上債権の回転率、在庫回転率、買入債務回転率
◎そして固定長期適合率は、、、
資金繰りは【フロー(流れ)】です。
しかし、決算書の(B/S)は一時的な【ストック(残高)】です。
ある地点の川の流れを測定して、
川全体の流れを判定しているにすぎません。
■一番重要な資金(血液)の流れを
会計情報、それもある時点の情報、
たとえば、二期分の決算書から作成する、
間接法によるキャッシュフロー計算書などの情報を頼りに
資金繰りの良し悪しの判断はできないのです。
資金繰りが悪い会社は、それなりに原因があります。
たとえば「利益が出ているのに資金が足りない」という場合、
税務会計で作成される数字だけを見ていても、
その原因はわかりません。
つまり、結果報告のために作成される今の決算書は、
「このままでは危ない!」という
警戒警報の役目は果たさないのです。
■さてここで、
「資金繰りシミュレーション」の事例をひとつ紹介します。
◎資本金1000万円で会社を設立しました。
商品を仕入れて販売する「販売業」です。
◎会社設立費用や初期の備品購入などに200万円かかりました。
これらの費用はすべて現金で支払いました。
◎得意先は1社のみで毎月一定の売上があるとします。
仕入先も1社です。扱う商品の利益率はすべて30%です。
◎在庫は一切ありません。
◎月次の損益状況は次のとおりです。
売 上 高 PQ 300万円
売上原価 VQ 210万円(70%)
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粗 利 MQ 90万円(30%)
固 定 費 F 80万円
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利 益 G 10万円
※固定費Fの内訳は次のとおりです。
F1人件費 45万円
F2営業管理費 30万円
F5減価償却費 5万円
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合 計 80万円
◎商品は毎月28日に一回、合計300万円分を一括で納品します。
それ以外の日の納品はありません。
商品の内容は毎月変わりますが金額は必ず300万円と一定です。
毎月5日までに納品予定表がメールで届きます。
◎仕入先への商品発注は月に数回、
発注から商品到着まで3日から10日間ほどかかるため、
28日の納品に間に合うように発注します。
◎納品までの間に仕入れた商品は一時的に在庫になりますが、
仕入れたものはすべて売れるため
28日の納品後は在庫はゼロになります。(月末の棚卸はゼロ)
◎仕入れはすべて定価の七掛けです。
◎この得意先との取引条件は次のとおりです。
毎月20日締の翌々20日に全額銀行振込で入金
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◎仕入先との取引条件は
月末締の翌月末に銀行振込みで支払
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■損益の状況を見ると
この会社は毎月10万円の利益が出ています。
年間で120万円の利益、経常利益率は3.3%。
f/m比率は88.9%で普通企業です。
ではここで問題です。
当初1000万円の資金でスタートしたこの会社は、
一年後の資金残高はいくらになっているでしょうか。
さらに3年後には資金残高はいくらになっていると思いますか。
【☆注意】
・法人税、法人住民税、法人事業税の合計は
各事業年度の利益120万円の40%、48万円とします。
・予定納税は前年度の法人税等の2分の1、24万円とします。
・計算が複雑になるのを防ぐために
消費税は一切ないものとします。
■はたして社長は
資金繰り表から
どんな情報を得たいのでしょうか?
資金繰り表に何を求めるのでしょうか。
その究極の答えが、
【日次資金繰り計画表】です。
資金繰りが苦しい会社は、
当てにしていた入金が午前中になるのか午後に入るのかで
計画が変わります。
ですから、その日に予定していた入金がもし、
入らなくても支払いができるような資金繰りの計画を
立てなければなりません。
そのためにはこの「日次資金繰り」は実践的な方法です。
■次回は、
「資金繰りを科学する3」。
日次資金繰り表で会社を見ると、、、
お楽しみに。
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■ 血液(資金)の循環を良くするには、
まず黒字体質にすることが必須だからです。
赤字体質を改善しないまま
いくら輸血をしても
企業は決して良くなりません。
ぜひ「戦略MQ会計」を学んでみてください。
黒字体質に変えるために
社長にとってMQ会計は【必須】です。
なぜなら、
MQ会計は社長のための【ヘッドライトシステム】なのですから。
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社長が本当に欲しい経営数字はこれだ!
経営者が見なければならない、儲けるための真の経営情報と使い方
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◎ 利益ってなに? 儲けってなに?
◎ 経営は率で考えてはいけない
◎ 科学的経営、戦略的経営の本当の意味
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◎ 売上高が10%ダウン! さあどうする?
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◎ 社長は絶対にやりたくなる「○○決算」
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※会場によって内容が一部変更になる場合があります。
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2010年06月15日(火)
お申込みは ⇒ http://www.its-mx.co.jp/mxkaikei/a9_0_2010-03A.php
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◆【東京会場】
2010年07月31日(金)
お申込みは ⇒ http://www.its-mx.co.jp/mxkaikei/a9_0_2010-04A.php
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という方には、「儲けるための会計入門編」です。
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社長自身で会社のMQ会計表を作成するためのツール
詳しい作り方とその解説が載っています。
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※【 マトリックス通信 】バックナンバーのご案内
http://www.its-mx.co.jp/magazine/backnumber/backnumber2.php
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【発行元】株式会社アイティーエス http://www.its-mx.co.jp/
【発行責任者】宇野 寛 uno@its-mx.co.jp
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改変せずにご利用ください。
投稿者 ITS : 2010年06月11日 00:00