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2010年05月12日
勘定あって銭足らず!
【勘定あって銭足らず!】
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■□ 戦略MQ会計・DC・マトリックス会計
■□ 社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
■■ Vol.237 2010/05/12
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■『勘定(かんじょう)合って銭(ぜに)足らず』
帳簿の計算は合うのに現金が足りない。
理論と実際とが一致しないたとえで
昔から言われている「諺(ことわざ)」です。
勘定(かんじょう)という言葉は、
いろいろな場面で使われています。
◎勘定はお済みですか
◎勘定を払う
◎勘定は別々にお願いします。
◎勘定してください
◎ここの勘定は私が持ちます
◎勘定を済まして店を出る
この場合は「代金を支払う」の意味で使われています。
◎人数を勘定する
◎売上金の勘定が合わない
◎金を勘定する
◎勘定を間違える
◎勘定しきれない
などは「数量や金銭を数える」で使われます。
◎バスの出発時刻を勘定に入れて行動する
◎税務署が来ることは勘定に入れていなかった
◎突発事項も充分に勘定に入れて置く必要がある
のように、あらかじめ「予測、計算しておく」、「見積もっておく」
などの意味でも使われます。
さらには、
「このまま行けばみんなが得をする勘定だ」や、
「あなたは勘定高い人だ」
そしてもちろん「勘定」は、簿記会計の用語です。
◎借方勘定
◎貸方勘定
◎現金勘定
◎勘定科目
■では「勘定あって銭足らず!」を会計で考えてみると、
○損益計算書の上では利益が出ている
○利益が出たから税金を払わなければならない
○しかし、手許の現金は少ない
○したがって銀行から借りて税金を払わなければならない
ということなのでしょう。
■会計人や経理マンたちはこの状況を「財務三表」、
損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書を使って
分析しようと試みます。
損益計算書ではたしかに利益が出ています。
しかし「資金が足りない」という情報は
貸借対照表ではわかりません。
そこでキャッシュフロー計算書を作成します。
しかし「間接法」で作成された計算書からは、
本当の問題点は見つけられません。
★間接法によるキャッシュフロー計算書」は
2010年2月4日の【マトリックス通信Vol.230】で
詳しくお伝えしています。
⇒ http://www.its-mx.co.jp/magazine/backnumber/archives/2010/02/post_2.html
■では、多くの企業では
どうして【間接法】に頼らざるを得ないのでしょうか。
それは
【直接法】によるキャッシュフロー計算書を
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
作成することができない
~~~~~~~~~~~~~~~~~
からです。
とくに大企業では、
仕訳そのものをあまり重要視していない場合も多いようです。
大企業の経理は「分類集計部門」なのです。
極端な話、
日々の仕訳は、右左の合計さえ合っていれば
それでOK。
したがって、「なぜ、資金が足りない」という情報は
会計データからは得られません。
■「間接法」で作成されたキャッシュフロー計算書は
単なる「報告書」です。
しかし中小企業の社長が本当に知りたい情報は
残念ながらこの表からは得られません。
会計情報は企業にとって【最高レベルの経営情報】のはずです。
そしてそれは同時に「警戒警報」でなくてはなりません。
★このままでは危ない
すぐに○○してください!
警戒警報とは、すぐに行動をおこさせる情報のことです。
戦時中の「空襲警報」が、まさに警戒警報です。
空襲警報のサイレンが鳴りだしたときは
何をさておいても避難しなければなりません。
火災警報機のけたたましいベルの音を聞けば
「すぐに避難する」という行動をおこします。
■中小企業の会計情報を
社長のための警戒警報として活用するためには
◎経理は
日々の仕訳を
社長がわかりやすいように作成する
ことが必要です。
それにはまず、
きちんとした直接法によるキャッシュフロー計算書を
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
作成できるようにすること
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
です。
せっかくの大切な会計情報を
毎月、財務三表に加工して見せられても、
「この先どうすればいいのかわからない」のは当然なのです。
なぜなら財務三表は
会計情報の一部を切り取っただけの【報告書】にすぎないからです。
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◎余談ですが
これができない企業は今の会計データから
マトリックス会計表を作っても経営に活用できません。
ですから、私がマトリックス会計導入のお手伝いする際には
社長が会計情報を本当に経営に使えるように
改善指導から行います。
税務署は二の次、
まずは経営に使える会計情報の作成が優先です。
■資金繰りを良くするためには
◎在庫を減らせ
◎売掛金回収管理の徹底
◎買掛金の支払サイトを延ばせ
◎当座比率や流動比率を高める
◎限界利益を高める
◎内部留保を厚くし自己資本費率を高める
どこかで聞いたようなフレーズです。
利益を増やすには
◎売上を増やせ!
◎固定費削減!
◎利益率アップ!
残念ながらこれと一緒です。
これでは
会計情報を活用していることにはなりません。
経理部長や会計人の方たちには
もっと本気で勉強してもらう必要がありそうです。
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詳しい作り方とその解説が載っています。
⇒ http://www.its-mx.co.jp/mxpro/b9_1.php
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投稿者 ITS : 2010年05月12日 00:00