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2010年04月15日

会計データを経営に活用する上でやってはいけない「あること」とは?

 【会計データを経営に活用する上でやってはいけない「あること」とは?】
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■□  戦略会計・DC・マトリックス会計
■□   社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
■■   Vol.236 2010/04/15
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■今週は、

 日々の会計データを「経営情報」として活用するために
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 やってはいけない【あること】に焦点を当てたいと思います。
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 会計人から見ると、、、


 「なに? それはけしからん!」


 と思うようなことかもしれません。


 しかし、拙著『利益が見える戦略MQ会計』でも紹介しているように

 これまでの会計の常識は、
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~
 経営(儲けるため)には役に立たないことの方が多い
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 のです。


 会計の常識は経営の非常識、

 やってはいけない【あること】とは、、、

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■日々作成している会計データを、


   ◎経営情報として活用したい、

   ◎前月までの経営状況を数字で確認したい


 と思っている経営者は多いはずです。


 そして、

 「前月までの経営結果(月次決算書)を早く見たい」

 と思うのは自然な感覚です。


■あるとき、

 最新の月次試算表を見ていた社長が、

 【違和感】を感じました。


 先月の売上が思っていたより少なかったのです。


 そこで経理部長に確認します。


 「月末に納品したあの物件は

    売上に計上されているのかね。」


■前月の「得意先別売掛金残高の合計」が

 「月次試算表の売掛金残高」と一致していることを

 確認している経理部長は、

 絶対の自信があります。


 「社長、先月の売上高は正しく集計されています。
  間違いありません。」

 「そうかね。
  でも、もう一度調べてくれたまえ。
  あのB物件の売上800万円とR物件の600万円だ。」


■しばらくして経理部長が戻ってきました。


 「B物件とR物件についてですが、確認したところ

  当月になってからの日付で納品請求されています。

  したがって先月の売上高には含まれていません。」


 「では、仕入れはどうなっているのかね。」


 「業者からはまだ納品請求書が来ていませんので

  先月の仕入れには計上されていません。」

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■経理部長との【こんなやりとり】、

 もしかしたら、月初めの経営会議で行われているのかもしれません。


 しかし、経理部長あるいは会計事務所にまかせっきりの社長は

 月次の試算表から【違和感】を感じることができません。


 ましてや規模が大きくなり、経理の作業量も増えてくると

 売上集計は事務的になり、

 詳しい内容まではなかなか把握できなくなってしまいます。


■今回の、

 社長と経理部長のやり取りをまとめると次のようになります。


  ○社長は、先月自分がかかわっていた物件の売上が
   利益にどう影響するかがとても気になった。


  ○月次試算表を見ると、
   思っていたより売上が少ない。
   そこで経理部長に内容を確認した。


  ○経理部長はそんな事情がわからないので、
   【いつものように】事務的に売上高を集計した。


  ○結果、社長の気にしていた物件の売上は
   含まれていなかった。

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■このような場合は、

 もちろん、売上を再集計し、

 最新の月次試算表は即座に作り直さなければなりません。

 売上の誤りを翌月で修正していたのでは、

 試算表は経営に使えないからです。


■ではこれを、

 税務会計で考えた場合にはどうなるのでしょうか。


 結論は、


 税務署へ提出する決算書は【どちらでも良い】のです。


 税務署は決算期内に売上が計上されていれば
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 今期に納める税額には影響しないのでどちらでも良い
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 つまり、


 前月の売上金額を修正して月次試算表を作り直そうが、

 前月の試算表はそのままにしておいて当月の売上高に追加しようが、

 【どちらでも良い】のです。


■ではもし、

 社長であるあなたが

 【3ヶ月後】に気が付いたとしたら


 3ヶ月前に遡って

 試算表を直させますか?

 それとも、

 そのままにしておきますか?


 注)経理部では、そもそも「売上集計の誤り」という認識がないので
   当然、翌月の試算表では売上高に計上されています。 


■会計の世界では、昔から

 「帳簿は遡って修正してはいけない」


 つまり【やってはいけない】

 という「決まり」がありました。


 一旦帳簿を締めた後に、誤りに気付いた場合は、

 二重線で訂正し、訂正者の訂正印を

 押さなければなりませんでした。


 もちろん、

 【手書き】で帳簿を付けていた時代の話です。


 多くの会計人は、今でもこの方法を守っています。


 コンピュータ会計の時代になって【も】です。


 遡って修正ができないのを【売り】にしている

 会計ソフトもあります。


 税務署に対しては【とても良い印象】を与えるかもしれません。


 しかし、

 社長であるあなたが

 経営情報として活用する場合には、、、


 と、考えた場合には、

 はたしてどうでしょうか。


■近日中に、

 会計データを経営情報として活用するための

 「データの直し方(仕訳の仕方)」特集を行います。

 ご期待ください。

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投稿者 ITS : 2010年04月15日 00:00