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2009年08月27日
本当の資金繰り?
【本当の資金繰り?】
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■□ 戦略会計・DC・マトリックス会計
■□ 社長のための会計学 【 マトリックス通信 】
■■ Vol.214 2009/08/27
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■私の知り合いに銀行マンがいます。
彼は融資担当です。
あるとき、中小企業の資金繰りの話になりました。
彼いわく、
「資金繰りは計画が大切。
売掛金の回収と買掛金の支払いのバランスを取り
無駄な在庫は減らし、売掛金の回収に関しては
徹底的に管理しないといけない。
中小企業は、この部分がキチンとできていない企業が多い。
それには月次決算をキチンと行い、日ごろから
お金の動きをキチンと見えるようにしなければならない。」
■銀行マンらしい模範解答です。
キャッシュフロー経営が叫ばれ、
巷(ちまた)にはキャッシュフロー計算書の本が
溢れかえった時代がありました。
つい数年前のことです。
会計人もこれに乗り遅れまいと
「これからはキャッシュフロー経営の時代だ!」
ということで、キャッシュフロー計算書を作成し
経営者向けの勉強会を盛んに開催しました。
■キャッシュフロー計算書は
【3段の本棚】です。
┌────────┐
│ 上
├────────┤
│ 中
├────────┤
│ 下
└────────┘
一番上の棚は営業キャッシュフロー、
本業のお金の出入りを表します。
真ん中は投資キャッシュフロー、
そして下段は財務キャッシュフロー。
本来はとても【簡単な表】のはずが、
会計人や会計学者の人たちによって
経営では使えない【とても難しい表】に
なってしまいました。
■どうして?
本来、お金の流れを表すキャッシュフロー計算書は、
○前期のキャッシュ残高に
○当月(当期)のキャッシュの「入」を加え
○当月(当期)のキャッシュの「出」を引けば
○当月(当期)のキャッシュの残高が計算される
単なる【途中経過の表】のはずなのに、
「間接法によるキャッシュフロー計算書」は
【なぜか】一番上に「当期純利益」、
そしてその下には【なぜか】「減価償却費」が加算され、
【なぜか】売掛金や買掛金の増減を足したり引いたりし、
法人税を差し引いて、
その結果が「営業キャッシュフロー」、、、
会計が苦手な多くの社長たちにとっては、
まさに、学問以外の何ものでもなかったようです。
なぜなら、中小企業や小規模企業の社長にとっては、
世間でキャッシュフロー経営などと叫ばれるずっと以前から、
キャッシュフロー経営をやってきたのです。
○来月は予定しているお金がキチンと入るの?
○受取手形は取立てができるの?
○今月は支払手形をちゃんと決済できるの?
○年末の賞与の財源はどうするの?
■では、資金繰りを良くするにはどうするか。
本来は、利益を安定して生み出せる企業になることが先決なのですが、
ここで多くの税理士が勘違いをします。
会社が資金繰りに困ったときに
どうやって【資金調達をしてあげるか】に目を向けてしまったのです。
つまり、銀行からお金の引き出し方、交渉のしかたです。
◎銀行に受けが良い決算書とは
◎銀行はまず決算書のどこを見るのか
◎銀行が重要視する比率とは
◎甘い決算書、辛い決算書
などです。
これは、資金繰りが困ったときの「一時的な応急処置」にすぎません。
大事なのは、
利益を生み出すための【根本的な構造改革】です。
■さらには変なことを言い出します。
◎資金繰りを改善するためには、、、
冒頭で紹介した銀行マンの【模範解答】と一緒です。
(1) 在庫と売掛をコントロールしてお金を寝かせてはいけない
(2) 過大な設備投資がないか
(3) 眠っている資産(休眠資産)の処分
(4) 資金繰りを改善するには流動比率を常に監視しなければならない
(5) 月次決算の早期実現
(6) 自社の経営分析値を業界の標準値と比べて見よう!
さらには、
○流動比率や当座比率を高める
○売掛金の回転期間を高める
○在庫を少なくする
■流動比率を高める?
こんなことで資金繰りが良くなるはずはありません。
「資金繰りが良くなったから流動比率が良くなった!」
というなら話は分かりますが、
流動比率を高めると資金繰りは良くなる? わけはないのです。
札束をどうやってかき集めるか、が重要なのに
流動比率を高めると札束が集まる?
こんなことは通常はありえないのです。
■資金繰りの心配をしている会社は、
社長が経営に集中できないために
ますます利益が出ない会社になってしまいます。
資金繰りに困らない方法は、、、
◎利益の出る体質の会社にする!
それも制度会計上の利益(売上-経費)ではなく
本当の利益(儲け)です。
そしてそれは残念ながら決算書からは分からないのです。
社長が本当に学ばなければならない会計が
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投稿者 ITS : 2009年08月27日 15:44